研修医・指導医の声

自分が進む道を見つけ、
前進できる環境がある

研修医にとって将来の選択肢がたくさんあることが、名古屋市立大学病院 総合研修センターの良いところです。選択肢が多くあると、自分が目指す領域や、やりたいことを見つけ、目標に向かって前進できるメリットがあります。しかし、単にいろいろな診療科を経験するだけでは道は見えてきません。経験したことや習得した知識をもとに、将来についてじっくり考えることが必要です。当センターには自分が目指す道を見つけるための参考となる、優れた医師が各診療科にいることも大きな魅力といえるでしょう。

研修医・専攻医がチームメンバーとして
診療に関わることで成長

私が担当する心臓血管外科では、研修医または専攻医1人と指導医・上級医3人〜4人がひとつのチームとなり、回診・治療・カンファレンスなどすべての診療を行う体制をとっています。この体制によって、一般的な症例から高度なスキルを要する症例まで、実践的に経験を積むことが可能です。また常に指導医・上級医と一緒に動くので、分からないことがあった場合、すぐに質問をすることができます。すべての情報をメンバー全員で共有しているので、指導やアドバイスでブレることもありません。 日々の業務では、常に自分の意見をもつように指導しています。なぜなら、メンバーで意見を出し合い、検討することでより良い治療を行うことができると共に、それぞれの成長につながるからです。ですので「ホウ・レン・ソウ」は必要不可欠。もちろん私も絶対に欠かしません。こうした関わりの中で、組織のメンバーとして多職種のスタッフと協力・連携しながら動く姿勢を身につけてほしいと考えています。

プロとしての自覚と責任感、
謙虚な姿勢をもって研修に臨んでほしい

研修医・専攻医はまず、資格をもつプロとしての自覚と責任感をもつことが大切です。同時に医療を学ぶ者として、謙虚な気持ちも欠かせません。この姿勢があれば、自ずと知識や技術は身についていきます。 どこで研修を受けるのが良いのか? それは、研修を受ける本人次第です。病院ごとに特色やメリット・デメリットがあり、何を重視するかによって研修先は変わってきます。まずは、自分がどんな医師を目指すのかというイメージをもつことが重要。そして、行きたいと思う病院や診療科にいる人の話を聞く。そうすれば道筋は見えてくるはずです。そして、研修では我々指導医や制度を最大限に活用してください。当センターには皆さんの向上心に応える豊富なリソースがあると自信をもっていえます。