研修医・指導医の声

卓越した知識と技術、
豊富な経験をもつ医師が指導

名古屋市立大学病院 総合研修センターの強みは、各診療科に優れた上級医や指導医がいて、最新の知識や技術を学べることです。 大学病院は専門性が高く、common diseaseの経験が不十分といわれることがありますが、当院は近年、救急搬送や外来患者の数が増えており、稀少症例だけでなく幅広い症例に関わることができます。また、当直では救急科の上級医だけでなく各診療科の医師も待機しており、いつでもコンサルトできる体制をとっているので、研修医は安心して臨めるだけでなく、専門的な知識や技術を学ぶことが可能です。

しっかりと学んでから
実践に移る指導体制

今日、消化器の領域はますます細分化・専門化が進んでおり、より高度なスキルが求められています。当院には私が専門とする胆膵をはじめ、肝臓や胃腸など多くの専門医が在籍しているので、初期研修で学ぶ基本的な知識から専門研修で習得するより最新の手技まで、きめ細やかに指導することができます。 さらに最先端の医療機器を備えており、高度な治療を間近で見て学べることも特長です。消化器領域の研修では、シミュレーションセンターで内視鏡のトレーニングをしっかりと行ってから実践に移るようにしています。 研修医・専攻医に指導するうえで重視しているのは、患者さんに誠意をもって接する姿勢です。そして、患者さんやご家族と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力や、多職種とチーム医療を展開するための協調性を育むように努めています。このように人間性と知識・技術を兼ね備えることで、次代を担う医師として活躍できると考えています。

私たちがもつ知識や技術を
次代の医師に伝えたい

私もそうでしたが、研修医・専攻医の頃は緊張して、指導医や上級医に質問しにくいものです。「こんなことも分からないのか」と叱られたらどうしようという不安もあるでしょう。しかし指導医は、どんどん質問をしてほしいのです。もちろん、まず自分で考える姿勢が必要ですが、積極的に取り組んでくれれば喜んで私たちが持つ知識や技術を伝えるので、遠慮せず活用してください。 研修を受ける病院は、実績や取り組みは資料を見れば分かりますが、現場の雰囲気は自分の目で確かめないと分かりません。自分に合った雰囲気かどうかは大切な要素ですので、事前見学が有効です。年齢が近い先輩の話を聞くのも良いでしょう。そのうえで、当センターで会えることを楽しみにしています。