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当院におけるフォーミュラリー

フォーミュラリーとは

医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用方針。欧米先進国では医薬品適正使用の標準的な考え方。「フォーミュラリーを作る」=「同種同効薬の院内処方ルールをつくる」ことで、合理的な治療の実施や医療費の削減を目指します。

有効性に差があるというエビデンスがない場合は推奨順位が高い医薬品を選択していただきますよう、お願い致します。

当院のフォーミュラリー策定の基本原則

 ・後発医薬品に切り替えられるものは切り替える
 ・ガイドラインなどで推奨されている薬剤をフォーミュラリーでも推奨する
 ・順位付けはあくまで推奨であり処方を制限するものではない
 ・新薬の発売や新たなエビデンスなどに伴い継続的な更新を行う

フォーミュラリー小委員会

薬事委員会の下部組織として設置。対象分野の薬剤について、使用実績が多い診療科/採用申請科の薬事委員、経営課、薬剤部担当者で構成される。

PPI製剤について

〔当院で使用しているフォーミュラリー〕
PPI(内服)
PPI(注射)
ビスホスホネート製剤
点眼薬(抗菌薬)
点眼薬(緑内障治療薬)
PPI<内服薬> :2019年4月開始
順位 薬品名 一般名 薬価
1 ランソプラゾールOD錠
15mg、30mg
ランソプラゾール 15mg:23 円
30mg:40.2円
2 ラベプラゾールNa錠10mg
パリエット錠5mg
ラベプラゾール 10mg:46.3円(後発)
5 mg:48.5円(先発)
3 ネキシウムカプセル20mg、
顆粒分包20mg
エソメプラゾール カプセル:117.3円
顆粒:134.3円
タケキャブ錠10mg、20mg ボノプラザン 10mg:130.3円
20mg:195.5円
★PPI製剤については適応により使用薬剤が制限されるものを表の下に記載しました。処方の際はご注意ください。
・非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 →ネキシウム・タケキャブ
・非びらん性胃食堂逆流症
 →ランソプラゾール15mg・ラベプラゾール10mg・パリエット5mg
・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
  →ランソプラゾール15mg・ラベプラゾール・パリエット5mg・ネキシウム・タケキャブ
PPI<注射薬> :2019年4月開始
順位 薬品名 一般名 薬価
1 オメプラゾール注20mg オメプラゾール 228円
2 タケプロン静注30mg ランソプラゾール 409円
★PPI製剤については適応により使用薬剤が制限されるものを表の下に記載しました。処方の際はご注意ください。
・Zollinger-Ellison症候群→タケプロン
ビスホスホネート製剤: 2020年1月開始
順位 薬品名(先発品名) 備考 薬価
1 アレンドロン酸錠35mg(ボナロン錠) 週1回 167.7円
ミノドロン酸錠50mg(リカルボン錠) 4週毎 1007.8円
2 アレンドロン酸点滴静注バッグ900μg
(ボナロン点滴静注)
4週毎
内服ができない場合
1290円
ボンビバ静注1mgシリンジ【外来用】 4週毎
内服ができない場合
4691円
3 リクラスト点滴静注液5mg 年1回
内服ができない場合
38165円
抗菌点眼薬:2021年1月開始
順位 薬品名 備考 薬価
1 レボフロキサシン点眼1.5%5mL 204.5円
2 モキシフロキサシン塩酸塩点眼0.5%5mL 第一選択薬が
使用困難な場合
244円
ベストロン点眼0.5%5mL キノロン系が
使用困難な場合
274円
3 ガチフロ点眼0.3%5mL 上記薬剤が
使用困難な場合
471円
緑内障治療点眼薬:2021年1月開始
順位 薬品名 備考 薬価
1 ラタノプロスト点眼0.005%2.5mL PGF2α誘導体 784.75円
ビマトプロスト点眼0.03%2.5mL PGF2α誘導体 814.75円
チモロール点眼0.5%5mL β受容体遮断 395円
カルテオロール塩酸塩LA点眼2%2.5mL β受容体遮断 686.25円
2 アイファガン点眼0.1%5mL α2受容体遮断 2272.5円
ブリンゾラミド懸濁性点眼1%5mL 炭酸脱水素酵素阻害 804円
サンピロ点眼2%5mL 副交感神経刺激 144.3円
ラタチモ配合点眼2.5mL PGF2α誘導、
β受容体遮断
1161.75円
ドルモロール配合点眼5mL β受容体遮断、
炭酸脱水素酵素阻害
1354.5円
3※※ グラナテック点眼0.4%5mL Rhoキナーゼ阻害 2272.5円
コソプトミニ配合点眼0.4mL β受容体遮断
炭酸脱水素酵素阻害
56.7円
※第一選択薬で効果不十分な場合
※※上記治療薬で効果不十分な場合
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