教室紹介
スタッフ紹介
診療案内
関連施設
入局案内
眼の病気
糖尿病網膜症
加齢黄斑変性症
網膜静脈閉塞症
黄斑円孔
黄斑上膜




黄斑上膜
 眼のなかにつまっている寒天の様な物質(硝子体)が変性して増殖膜を形成し、網膜(カメラでいうとフィルムに相当する神経膜)を引っ張ることにより網膜を痛めてしまう病気です。網膜の中心部分(黄斑部)に出来やすい為、黄斑上膜といいます。原因は、老化現象、炎症、網膜剥離、外傷などに続発して起こります。症状は視力低下、変視症をきたします。

治療(手術)方法について
 手術は眼球の白眼の部分に針くらいの小さな穴を3箇所あけてそこから特殊な機械を使用し、硝子体と増殖膜を切除、吸引、除去します。術中の透見性確保と術後白内障進行予防のためにできるだけ白内障手術も同時に行います。
 放置すると網膜が変性し徐々に視力が低下します(手術による回復も困難になってしまいます)。視力は手術の影響で術後いったん低下した後、数ヶ月かけて回復してきます。視力は平均して1〜2段階程度向上します。若年者、術前視力がよい例、発症後期間の短い例が、視力が改善しやすいです。