私たちの脳はどうやって記憶を作り、思い出すのか。思い出せなくなった記憶を回復できないか。脳の仕組みを明らかにし、記憶が関わる疾患の治療法の開発を目指します。

Our missions are to elucidate the neural mechanisms that regulate learning and memory and to develop how to treat memory-related psychiatric disorders.

記憶、というと過去の情報を保存するだけのように思うかもしれません。しかし実際には、脳の記憶システムは過去をもとに未来の行動を決定する重要な脳機能です。例えば、勉強を頑張って成績が伸びた経験によってさらに勉強する行動に結びついたり、逆に負の記憶によってその後の行動のモチベーションが低下し、場合によってはPTSDやうつ病が引き起こされたりします。また認知症では記憶がうまく働かず、当たり前の日常生活ができなくなってしまいます。私たちは記憶の脳内メカニズムを明らかにすることで、記憶が関連する精神・神経疾患の治療に貢献することを目指しています。

記憶や記憶障害の治療に興味のある
皆さんの参加を待っています

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最近の研究室ニュース


2021年3月までは前所属のニュースです
  • 共同研究の成果を発表

    2023年11月 熊本大学・人羅先生との共同研究の成果をScientific Reports誌に発表しました。

  • 基礎自主研修スタート

    2023年8月 3年生の基礎自主研修が始まりました。短い期間ですが研究に集中して取り組む毎日です。

  • 大学丸ごと研究室体験

    2023年8月 高校生が研究室に来て、記憶のしくみを解き明かす研究を体験しました。すばらしい発表でした。

  • 優秀発表賞を受賞

    2023年3月 NCU Life Science + IBS ポスター発表会に野村、森下、横井、平野、髙村が参加し、名市大の様々なラボと交流を行いました。髙村侑希さんが優秀発表賞を受賞しました。

  • 認知機能病態学グランプリ2023

    2023年3月 認知機能病態学グランプリ2023が開催され、森下良一 寄附講座助教が最優秀賞を受賞しました。

  • マルチセンシング

    2022年10月 AMED-CREST「マルチセンシング」(代表:北海道大学・南雅文教授)にて、多様な感覚が統合されて情動が生成されるメカニズムの研究をスタートすることになりました。