受賞・助成金・活動レポート

［文責］：浅野 岳人（病院薬剤学　薬学部薬学科6年）[公開日]2017年11月1日

この度、平成29年9月22日から24日に新宿で開催された「日本性機能学会 第28回学術総会」に参加させていただきました。私は「Dahl salt-sensitiveラットにおける陰茎海綿体のミネラルコルチコイド受容体を介した内皮機能障害の検討」について口頭発表を行いました。本研究では、食塩の過剰摂取により微小血管である陰茎海綿体において内皮機能障害が早期に生じることで勃起障害が起き、勃起障害が心血管疾患の前兆として起こることを裏付けました。学会発表は初めてでしたが、木村和哲先生をはじめ研究室の先生方、先輩方に夜遅くまでご指導いただき、その結果、基礎部門において総会賞を頂くことが出来ました。このような大変名誉ある賞を頂き光栄に感じるとともに、この経験を励みにさらに精進して行きたいと思っております。

また、本学会では当研究室から一般演題3題とシンポジウム1題を発表しました。どの発表においても臨床の先生方から多くのご質問・ご意見を頂き、先生方の基礎研究への関心の高さが伺えました。病態メカニズムの解明や新規治療法の開発が臨床現場から望まれていることを実感するとともに、そのための基礎研究において当研究室が果たす役割の重要性を再認識しました。

学会後には、他施設の先生方と懇親会に行きました。普段伺うことのできない臨床現場の話や専門分野の話を伺うことができ、大変勉強になりました。

最後になりますが、発表に際し終始熱心にご指導いただいた木村和哲先生をはじめ研究室の先生方、先輩方に心より感謝申し上げます。このような大変貴重な機会を与えていただきありがとうございました。