名古屋私立大学病院 皮膚科 外来診療
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研究テーマ・研究風景

臨床研究に関する倫理指針に基づく情報公開について

名古屋市立大学・生体総合医療学講座・血液・腫瘍内科学では、悪性リンパ腫などの難治性疾患の原因の探求、新たな治療法の開発、既存治療法の改良などを目的として以下の研究をしております。この目的の為に、過去に名古屋市立大学病院で診察をうけ、研究、診断、治療の為に取得し保存されている血液や組織を使わせていただき、企業との共同研究を含めた種々の研究活動を実施しております。

【研究課題名】
KW-0761投与時の皮疹の発症メカニズムの解明

【研究機関】
名古屋市立大学・生体総合医療学講座・血液・腫瘍内科学

【研究の目的】
「CCR4陽性の成人T 細胞白血病リンパ腫患者を対象としたKW-0761第II相臨床試験」に登録され、KW-0761の有害事象として皮疹を合併した患者さんの皮膚検体の免疫組織学的検討を実施する。その結果を治験時の臨床情報と組み合わせて、KW-0761投与にともなって生じる皮疹の免疫組織学的特徴を明らかにする。

【研究の方法】
・対象となる患者さん
「CCR4 陽性の成人T 細胞白血病リンパ腫患者を対象としたKW-0761 第II相臨床試験」に登録され、KW-0761の有害事象として皮疹を合併し皮膚生検が実施された患者さんで、本研究への参加を文書で同意してくださり、皮膚検体をご提供くださった方。
また、乾癬、アトピー性皮膚炎、苔癬等の皮膚疾患の患者さんで、名古屋市立大学病院 皮膚科を受診(2009年〜2012年)した際に、研究、診断、診療目的で取得された皮膚検体をご提供くださった方。
患者さんからご提供頂いた検体を連結可能匿名化し、免疫組織学的検討を実施します。なお、本研究は名古屋市立大学と協和発酵キリン株式会社との共同研究として実施します。

この研究は名古屋市立大学大学院医学研究科倫理審査委員会で審査及び許可の下、適切に遂行されており、検体提供者のプライバシーを侵害するような個人情報が漏洩するなど、検体提供者に不利益になる可能性はありません。しかし、ご自分の組織の一部が研究に使用されることに不安を覚えたり、使用して欲しくないという方は、使用を拒否することが出来ます。過去に名古屋市立大学病院で治療を受けられた方で、自分の組織が研究に使われているか否かを知りたい、という場合は、主治医を通して、または下記の連絡先に直接お問い合わせください。


【お問い合わせ先】
名古屋市立大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学  石田高司
(電話 052-853-8738)
名古屋市立大学大学院医学系研究科 加齢・環境皮膚科  森田明理
(電話 052-853-8261)

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