名古屋私立大学病院 皮膚科 外来診療
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教授挨拶

ここでは、患者の皆様と後期研修(シニアレジデント)希望の皆様に、私たちの診療と教育について、お伝えしたいと思います。

皮膚科部長・教授 森田明理

森田教授挨拶

診療について

教授・森田明理

2003年8月から、皮膚科部長(教授)を担当しております。この6年の期間は、大学病院・関連病院の診療基盤作りをもっとも大切なこととして、スタッフとともに力を注いできました。

めざすところは、地域でトップクラスの医療を提供すること、すなわち皮膚科のことなら何でも協力できるような幅広い診療体制を構築することです。この6年を第1ステージとすれば、この期間で、27名の所属する医師に皮膚科専門医を取得していただくとともに、関連病院では複数赴任を可能にいたしました。約50名の医師が、現在大学病院・関連病院で、研修をすすめるとともに、地域医療に貢献しています。一生懸命に頑張っています。

難治性皮膚疾患、皮膚悪性腫瘍、膠原病、アレルギー性疾患、潰瘍など、病院皮膚科が活躍できる診療領域が私たちのもっとも得意とするところです。第1ステージの基盤作りには、予定では3-4年でしたが、6年という十分な期間をかけて、診療レベルの向上ばかりでなく、関連病院との診療および研修での有機的なシステム構築ができあがりました。

いよいよ、第2ステージ(3年の予定)として、さらなる関連病院の皮膚科の発展や悪性腫瘍の診療や皮膚外科に焦点をあてて、「地域でトップクラスの医療を提供すること、すなわち皮膚科のことなら何でも協力できるような幅広い診療体制」の充実をはかります。


教育について

診療レベルの維持・向上には、大学・関連病院の医師が一丸とならなければ困難です。わずか数名の医師が、専門領域をカバーするようでは診療レベルを維持することすら困難になります。ですので、幅広い診療をカバーするには、大学と関連病院を相互に研修するようなプログラムがなければ困難です。

特に、一般病院では、大きいところも小さいところも経験しなければ、良くある疾患を必ず治療することから、比較的まれな疾患を診断・治療すること、さらには、皮膚外科に習熟すること、皮膚科にはたくさん研修しなければならないことがあります。

後期研修の希望の皆様には、特に、研修の開始時点で、5年後の専門医取得のみを目標にするのではなく、レベルの高い皮膚科診療をめざしてもらいたいと思います。

私たちの研修システムはきびしく大変ですが、勤務医師が疲弊せずに、生き生きと研修できる環境を大切に思っています。かならず、満足できる研修で、すばらしい皮膚科医師になるでしょう。

臨床・病理カンファレンス・回診は、大学病院、複数赴任関連病院では必ず、週1回以上行い、診療のフィードバックと診療レベルの維持・向上に努めます。また、関連病院相互のカンファレンスや、関連病院研究会(年3-4回)の開催が予定されています。これも、第2ステージにおける重要な課題の1つです。

必ず、満足できるレベルの高い研修が出来るシステムになると思います。

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