お知らせ      沿革    会則    研究会活動    フォトギャラリー     事務局      リンク
 

2011年春例会
企業紹介
「動物実験施設等における脱臭・除菌を目的とした光触媒技術の応用」

講演1
「外科系臨床医の手術手技向上を目指した実験動物の利用 -岐阜大学トレーニングセンターの紹介-」

講演2
「Guide for the Care and Use of Laboratory Animals第8版について」

2011年春例会プログラムへ


・企業紹介
動物実験施設等における脱臭・除菌を目的とした光触媒技術の応用
 

昭和セラミックス(株)

 1972年「本多・藤島効果」として光触媒原理が発見されて以来、この光触媒を用いた技術は様々な場面で耳にするようになった。ビルの外壁やガラスへの塗布によるセルフクリーニング効果などは身近に感じられる光触媒技術の一つである。弊社ではこの光触媒技術をフィルター化した「光触媒セラミックスフィルター」の製造販売を行っている。この技術は大手セラミックスメーカーより技術移管を受けたもので、驚異的な比表面積と高活性化構造を特徴としている。これらの特徴は、移管された『光触媒層のナノ構造を制御する製造技術』により実現されるものである。
  この光触媒セラミックスフィルターには有用な性質があり、その強力な酸化力によってニオイの元となる化学物質を分解することができる。ニオイの元を分解することにより、ニオイが問題となるような施設への応用が期待できる。動物臭・汚物臭はもちろんのこと、悪臭物質に定められているすべての化学物質分解が認められており、具体的には動物飼育室内への設置(室内循環)や、室外排気への設置(近隣住民対策)が可能である。つまり活性炭フィルターなどの吸着方式に代わる新しい脱臭方式である。
 コスト面においても優れた点がある。従来の吸着フィルターでは飽和状態での取替交換が必須で高ランニングコストであったが、この光触媒フィルターは「水洗い」での再生が可能である。フィルター表面への付着物などにより能力が低下した際は、「水洗い―乾燥」することで、繰り返し従来の能力を取り戻すことができる。薬剤など特別な処理を必要とせず、低ランニングコストでの維持が可能である。
 本日は環境改善の新たな手法として、導入実例なども紹介すると共に、この光触媒を用いた空気浄化を提案したいと考えている。

有害ガス試験(財団法人神奈川科学技術アカデミーにて試験JIS R 1701-2)
除菌試験 (財団法人北里環境科学センターにて試験No,北生発21-0058,21-0061)