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設立経過(設立/改称)沿革 | |||||||
東海実験動物研究会は地方の実験動物関係の集まりとしては最も古く,発足は1965年である.この年の8月に実験動物に関する談話会発足の呼びかけが行われ,その中では「東海地区の実験動物関係の方々の相互連絡を計ること,実験動物情報の交換,研究会の開催,見学会等交流の場としたい」がうたわれていた.発起人13名の中には近藤恭司農学部教授,愛知ガンセンター田中達也先生,無菌動物の研究で有名な富川正澄医学部教授など,実験動物研究で活躍された方々がふくまれている.8月14日に実験動物の現況と将来(田嶋嘉雄東大教授)および実験動物の遺伝と育種(近藤恭司農学部教授)という2題の講演が行われ,その場で東海実験動物談話会が設立された.その場で会長に近藤恭司先生が推挙され,事務局を名吉屋大学農学部におくことが決まった.その後,1983年に談話会から研究会に名称が変更された.事務局は名古屋大学環境医学研究所(織田銑一),名古屋大学医学部附属動物実験施設(鬼頭純三,その後,西村正彦)となり現在に至っている.この研究会は名古屋大学農学部の近藤恭司先生を抜いては考えられない程,先生の影響が強いものであった.近藤恭司先生は発足 から1994年2月に病のため逝去されるまで会長を務められ,実験動物研究者の育成,教育に貢献された.例会は断続はあるものの,この間に60回程度開催されている.研究機関など持ち回りで行うなど,目頃は交流がないところも見学会を兼ねた講演会が行われてきた.今後は年1回程度の研究発表会(最新は 2000年7月3日に開催された)と複数会の例会を行っていくことを申し合わせている.名古屋大学医学部に事務局が移動してから機関誌が発行されるようになり,いままでに27号発行されている.会員の構成は過半数の方が大学に所属する,ということで,最近は活動が学術面に偏っている印象があり,民間企業の研究者が少ない傾向がある.ことは活動を狭める可能性があるので,発足時のよびかけを原点に実験動物および動物実験の情報交換と会員の懇親の場として,さらなる活性化が図られつつある. (「日本実験動物科学技術大会2001」実験動物50年史展示資料より抜粋)
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