成果レポート

地域活動レポート

Iグループ 活動報告

[掲載日:2010年2月26日]

  • [開催日]:2010 年2 月6 日(土) 13時30分~16時30分
  • [主催]  :愛知県立大学生涯発達研究所
シンポジウム 参加レポート

Iグループ  河辺綾美 伊藤圭志

Iグループ
Iグループ

平成22年2月6日(土)、愛知県立大学にて、シンポジウム『豊根村の「暮らし」「健康」「環境」を考える』が開催されました。このシンポジウムは、豊根村を拠点に様々な立場で活動している大学、大学に活動の場を提供している豊根村、豊根村を「山間地域小規模高齢化集落」として対策を開始した行政が一堂に会し、活動や対策の現状および展望等、今後の活動展開の方法と情報の共有化を目的として実施されました。

私たちIグループは、医療系学部連携チームによる地域参加型学習において、愛知県内の遠隔地医療というテーマで豊根村を扱っているため、名古屋市立大学を代表して豊根村の現状および課題、また現地での調査活動の内容について報告してきました。今回のシンポジウムには、私たちのほかにも愛知県立大学の学生や豊橋技術科学大学の院生も参加していました。

愛知県立大学では、学園祭の場で豊根村の生活文化を伝えたり、子供たちや障害児との交流を深めたりと生活・福祉の分野に重点を置いています。一方、豊橋技術科学大学は、設計から建造まですべてを担い豊根村に交流拠点の場となる小屋「よらっせ」を作るなど、建築分野の知識・技術を生かしています。そして、私たち名古屋市立大学は医療面からニーズを発見し、その達成のためにお手伝いすることで村の活性化へとつなげてゆこうと考えています。豊根村に対してそれぞれ異なった観点からアプローチをしている3大学の提携は、私たち医薬看護3学部の連携においてそうだったように、より深い議論を生み活動の幅も広がるのではないかと期待しています。この3大学の出会いを、その場限りで途切れさせることなく持続可能な交流へと発展させ、豊根村のいっそうの飛躍のために協力してゆきたいと思っています。

Iグループ
Iグループ

このシンポジウムへの参加は、今までの活動の集大成ではなく今後の活動展開に向けたヒントをつかめたチャンスだったと思っています。2大学の報告からとても刺激を受け、これからの活動目的や計画について新たな考えや思いも芽生えました。それだけでなく、豊根村村長や愛知県職員のお話から自分たちで調べるだけではなかなかわからないような村の現状や課題、対策についても知ることができ、豊根村での取り組みに対する視野も広がりました。今回のこの経験を今後に生かし、いっそうの成果を生み出せるような活動を進めて生きたいと思います。

シンポジウムへの参加の機会を与えてくださいました先生方、本当にありがとうございました。

シンポジウム プログラムの内容
1.主催:
愛知県立大学生涯発達研究所
2.目的:
豊根村を拠点に様々な立場で活動している大学、大学に活動の場を提供している当該村、「山間地域小規模高齢化集落」として対策を開始した行政が一堂に会し、活動や対策の現状、展望等をとおして今後の課題の共有化を図ることを目的とする。
3.開催日:
2010 年2 月6 日(土) 13:30~16:30
4.開催場所:
愛知県立大学特別講義棟(S 棟)特大講義室Ⅰ(S101)
東部丘陵高速鉄道「愛・地球博記念公園」下車、徒歩5 分
5.プログラム:
  • 13:30  生涯発達研究所長挨拶
               田中 良三(愛知県立大学)
  • 13:35  シンポジウム趣旨説明
               藤田 博仁(愛知県立大学)
  • 13:45  愛知県立大学(教育福祉学)からの報告
  • 14:00  名古屋市立大学(医学・看護・薬学)からの報告
  • 14:15  豊橋技術科学大学(建設工学)からの報告
  • 14:30  豊根村からの発言
               熊谷 卓也(豊根村村長)
  • 14:45  愛知県からの発言
             佐々 誠二(愛知県地域振興部地域政策課山村振興室長)
  • 15:00  休憩
  • 15:10  助言者
               野口 定久(日本福祉大学・福祉社会開発研究科)
  • 15:40  質疑応答
  • 16:10  まとめ
  • 16:30  終了
6.参加費:
無料
7.連絡先:
愛知県立大学教育福祉学部社会福祉学科・藤田研究室
TEL 0561-64-1111

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