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活動レポート

日本薬学会 第134年会

[文責]:真川 明将 (調剤係)  [公開日]2014年5月9日

平成26年3月27日~30日に熊本で行われた「日本薬学会 第134年会」に参加させていただきました。今年は「薬を創り、薬を育み、命を衛る」というテーマで開催されました。


[日本薬学会 第134年会]

今回、私は「がん化学療法におけるHBV再活性化アラートシステムの有用性の検討」というタイトルで口頭発表を行いました。抗がん剤などによって免疫力が低下すると、過去に感染したB型肝炎ウイルスが再び増殖することがあり、このことはHBV再活性化と呼ばれています。このHBV再活性化のリスクの評価が、がん化学療法を行うすべての患者さんにおいて実施できるようにするため、システム的な介入を行いました。今回、このシステム的な介入がどの程度有用であるか調査した結果を発表しました。加えて、当院薬剤部からはもう1題、持参薬確認業務に関する発表も行いました。これら2つの演題は両方ともプレス向けのハイライト演題に選出され、多くの方々に発表を聴いていただくことができました。質問も多数あり、当院の薬剤部が取り組んでいる分野への注目度の高さを感じました。


[熊本城]

また、他の施設が取り組んでいる研究や業務の発表を聴いて勉強させていただきました。受賞講演、がんや感染症、TDMに関する口頭発表・ポスター発表を拝聴しました。いずれの発表も非常に勉強になり、これからも積極的に学会に参加して新しい知識を得て行きたいと思っています。学会の合間には、熊本城や水前寺公園にも足を運びました。ちょうど桜が満開で青空とのコントラストが綺麗でした。最後になりましたが、1年目の私をこのような非常に勉強になる学会に参加させていただき、薬剤部の先生方に深く感謝いたします。


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