モデルケース

メニュー
加藤 寛之
内木 綾

加藤寛之(助教)

MD-PhDのご紹介:加藤 寛之

私がMD-PhDコースに入ったきっかけは医学部3年生の基礎配属で、当研究室を希望し、半年間臨床病理を勉強させて頂きました。基礎配属終了時に、臨床病理だけでなく実験病理も学びたいと考え、さらには当時1期生として半ばミーハー的に飛びついた所もありました。

しかし、実際に学生の間に研究を始めることで分かった本コースの良さがあります。急に研究という世界に飛び込むと右も左も分からないため、言われるがままの研究に陥り易いですが、本コースでの前半3年間は一つ一つの実験手技や考え方を"学生"という強みを活かし先生方に優しく教授して頂くことができ、大学院生としての『ホップ・ステップ・ジャンプ』のホップがうまくとれることができ、大学院を入学する際にスムーズに実験を開始できることが分かりました。

また病理科は臨床医と基礎研究医の考え方の両輪が必要とされる科です。そういった意味でも、本コースは学生の間に研究に片足を入れ、臨床研修医時代にもう片方の足を入れることで早い段階から両輪を手に入れられる事ができます。

学生の間に、バイトや部活などを通して人生を豊かにすることも医師として大切ですが、物足りなさを感じた方は研究というよりダイレクトで刺激的な経験を一緒に楽しんでみませんか。

メニューへ戻る

内木 綾(准教授)

キャリア形成について:内木綾

研究者を志すきっかけは学部3年次に訪れました。基礎配属で当研究室にお世話になることになり、初めは基礎研究や病理学の面白さに魅かれ、次第にそれらが医学においていかに重要な礎であることが認識されました。特に細胞ががん化するメカニズムと形態変化との関係に興味を持ち、配属期間終了後も研究を継続する機会を与えて頂き、卒業を迎える頃には自ずと病理学を専攻することを決めていました。

臨床研修終了後は、大学院生として研究に従事する一方、病理医として日常診断や病理解剖のトレーニングの日々を過ごしました。両者を研鑽することは決して簡単なことではありませんでしたが、研究室では外科病理学に対する指導体制も整っており、無事に学位や各種専門医の資格を取得することができました。

病理学は、正常と病変を形態変化で捉える学問であり、病理診断による臨床医学への貢献、およびその能力を研究発案に生かすことができる点に魅力ややりがいを感じています。術中診断や病理解剖などを除いては、ある程度仕事の時間配分を調整でき、女性の立場から見ても家庭と両立しながら、第一線で仕事を続けられる環境にあると思います。病理学を学んでみたいと思う方、研究に興味がある方は一度研究室に足を運んでみませんか。