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今日、科学技術は大変進歩し、私たちは大いにその恩恵に浴しています。しかし科学の進歩は日進月歩であり、かつて学んだ知識は早晩古く役立たないものになることが多いものです。また、身の回りには多くの情報が氾濫していて、これをどう活用して自分の生活に生かしていくべきか、戸惑うことが多々あります。
本オープンカレッジでは、名古屋市立大学の各専門分野が蓄積している最新の重要な教育研究情報を、市民の皆様にわかりやすく解説・講義します。市民の皆様に、再学習と自己研鑽の場を提供することにより、日々の生活を実りあるものに、また将来の生活設計に資するものに役立てていただければ幸いです。
開催概要 主 催 名古屋市立大学大学院医学研究科 後 援 名古屋市医師会・中日新聞社 開講時間 平成18年6月〜7月 18:30〜20:00 各科目とも週1回 全8回 場 所 名古屋市立大学大学院医学研究科 講義室A 募集人員 各科目とも80人 受講料 各科目とも3,000円(資料費) 応募対象 教育・保育・福祉関係者、医療関係者、行政自治体関係者、
企業関係者等幅広い社会人及び一般市民(学生・大学院生の聴講可)
第1期開講科目 No.1 環境と脳,その障害と機能活性化 No.2 感染症は身近に
※ 第2期(秋期),第3期(冬期)を準備中です。
前年度開催講座
2005年前期講座(7月〜10月)
No.1 環境と発がん・がん予防
No.2 脳とこころを元気に−脳の活性化と環境−2005年後期講座(11月〜2006/2月)
No.3 生活習慣病の怖さ
No.4 日常生活とアレルギー:その予防と対策
No.5 漢方医学・医療を学ぶ
2006年 第1期講座概要
科目 No.1 環境と脳,その障害と機能活性化 コーディネーター 小鹿幸生・島田昌一
少子高齢化社会において、高齢者のQOL(生活の質)を高めることが至上命題となっています。運動障害、記憶障害、言語障害などを示す脳血管障害や、パーキンソン病、アルツハイマー病などは、加齢とともに増加し、高齢者の生活を障害する最大の原因になっております。これらの疾患は社会環境の変化とともに増加しております。本講座では、脳の発達が環境に容易に影響されることを学ぶとともに、これらの中枢神経系疾患の発病や治療成績に素因と環境因子とが密接に関係していることを理解し、高齢化社会において我々はどのように高齢者に接するべきか、疾患を予防するにはどのようにしたらよいかについて考えます。
6月 9日(金) 中枢神経系の構造と機能(記憶のメカニズム) 島田昌一 教授・小鹿幸生 教授 6月16日(金) 脳の発達と環境 後藤宗理 人間文化研究科教授 6月23日(金) 脳老化と環境 小鹿幸生 教授 6月30日(金) アルツハイマー病と環境 〃 7月 7日(金) 脳卒中(脳血管障害)と環境 山脇健盛 助教授 7月14日(金) 脳卒中の最新治療 間瀬光人 助教授・山脇健盛 助教授 7月21日(金) パーキンソン病の病因と治療 松川則之 助手・梅村 淳 講師 7月28日(金) 神経系の機能回復法;リハビリテーション 和田郁雄 助教授
科目 No.2 感染症は身近に コーディネーター 岡本 尚・中島捷久
地球上の生態圏内ではヒトを始めとする多くの生物が生存し、互いにゲノムの維持と発展を賭して競争を繰り返しています。ヒトと微生物もその中にあって、複雑な関係を保って共存してきました。しかし、地球環境の変化や生態系の変化、さらには文明の進歩に伴うヒトの生活圏の変化や医療技術の進歩に伴って、この両者の間の関係が今大きく変わりつつあります。これまでヒトと生活圏を異にしていて決して出会うことのなかった微生物とヒトとが出会うことによって、今までなかった感染症が発症し(「新興感染症」と呼ぶ)、かつて猖獗を極めていたが医療の進歩によって封じ込められていた微生物が再び勢いを取り戻す(「再興感染症」)ことによって、人類の大きな脅威となっています。本講座では、これらのうちで、近年我々に特に身近なものとなった感染症を取り上げ、その実体と治療戦略について論じます。なお各講義では、講義内容に即したプリント資料を予め準備し、受講生に配布します。
6月14日(水) 新興感染症(T類感染症と感染防御策) 岡本 尚 教授 6月21日(水) 再興感染症(結核を中心に) 佐藤滋樹 助教授 6月28日(水) エイズ・成人T細胞白血病 岡本 尚 教授 7月 5日(水) 院内感染症とその対策 中村 敦 講師 7月12日(水) 食べ物由来の寄生虫 丸山治彦 助教授 7月19日(水) 肝炎ウイルスの脅威 溝上雅史 教授 7月26日(水) インフルエンザウイルス 中島捷久 教授 8月 2日(水) 感染症の化学療法の進歩 長谷川忠男 教授
『平成18年度 名古屋市立大学健康科学講座 オープンカレッジ』
第1期 受講者募集要領
開講期間: 平成18年6月〜平成18年7月(各科目の日程は前掲) 開講科目: 科目No.1「環境と脳、その障害と機能活性化」 科目No.2「感染症は身近に」 各科目は週1回90分授業8回で構成。受講者は原則として
8回を通して受講をお願いします。募集定員: 各科目 80人 (科目単位で募集し、複数科目受講も可) 受講料: 各科目とも3,000円(資料費) 開講初日にお支払いいただきます。 募集対象: 教育・保育・福祉関係者、医療関係者、行政自治体関係者、企業
関係者等幅広い社会人及び一般市民(学生・大学院生の聴講可)応募受付期間: 平成18年5月1日〜5月31日 応募方式: 往復はがき または,E-メール 受講申込み記入事項:(往信の表・裏)
hara-motoi@sec.nagoya-cu.ac.jp
[ 上記はがきと同様に受講申込み事項−6項目−をご記入ください ]
選考方法: 応募人数が定員を超えた場合は、応募動機も参考にしながら抽選することがあります。 選考結果の通知: 平成18年6月5〜7日 受講修了証: 基準を満たした受講者には受講修了証を発行します。 問い合わせ先: 名古屋市立大学医学部事務室 オープンカレッジ担当
〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1 TEL:(052)853-8077
【 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 】
※ぉ車でのご来場はご遠慮下さい。
【 医学研究科研究棟11階 講義室 】
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