超高齢社会に突入した我が国では、認知症患者数は増加の一途をたどっており、462万人に達し、その予備群は約400万人に達すると推計されています。アルツハイマー病患者数はその過半数を占め、その制圧は、医学的にも社会的にも急務となっています。こうした要請に応えるため、病態生化学教室では、主にアルツハイマー病の分子病態解明に関する研究を、危険因子ApoEならびに脳内脂質代謝変動の観点から行っております。

 

 

 

  2012年4月に道川 誠が教授として着任し、脳内脂質代謝変動に起因するアルツハイマー病分子病態解明に関する研究をスタートいたしました。少人数ながら、大学院生を中心とした手作りの研究室として、ユニークで独創的な仕事をしていきたいと思っております。アルツハイマー病研究に興味のある方、脳内脂質代謝系の解明・脂質の神経科学研究に興味ある方のご参加をお待ちいたしております。