イベントのご案内

これまでに開催した、名古屋市立大学   大学院医学研究科・医学部主催・共催の学会、シンポジウム、ワークショップ、セミナーなどの履歴。

シンポジウム・学会 シンポジウム・学会  ~2012年度 履歴~

第11回市民公開講座
「炎症性腸疾患の治療をめぐって」

厚生労働科学研究補助金難治性疾患克服研究事業「難治性炎症性腸疾患障害に関する調査研究」
[日時]
2012年12月16日(日)13:00~15:00
[会場]
名古屋市立大学病院 3階 大ホール
〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
[対象]
炎症性腸疾患患者さんとその家族
(現在の受診施設にかかわらず)
[参加費]
無料(先着 300名)
[申込み]
不要(当日、直接会場にお越し下さい)
[連絡先]
名古屋市立大学病院消化器内科
tel:052(853)8211
[詳細情報]
市民公開講座のご案内 (PDFファイル:348KB)

セミナー・ワークショップなど セミナー・ワークショップなど ~2012年度 履歴~

名古屋市立大学医学会後援
第2回病態モデル医学セミナー

ITAMシグナリングと免疫応答
[講師]
原 博満 准教授(佐賀大学医学部分子生命科学講座生体機能制御学分野)
[日時]
2012年12月7日(金)午後5時~6時
[場所]
医学研究科・医学部 研究棟2階 会議室3
[要旨]

 NF-κBは、免疫応答に関わる様々な受容体刺激で活性化される、免疫応答に必須の転写因子である。免疫系の異物センサーの多くは、Immunoreceptortyrosine-based activation motif (ITAM)を介して活性化シグナルを伝達する。ITAMを介したNF-κB活性化シグナルは、リンパ系細胞ではCARMA1-BCL10複合体、骨髄系細胞ではCARD9-BCL10複合体が媒介する(図1)。つまり、自然免疫系の樹状細胞(DC)やマクロファージが発現する様々なITAM-coupled受容体を介した免疫応答には、CARD9経路が重要な役割を演じる。
 T細胞が活性化し、獲得免疫が誘導されるためには自然免疫の活性化が必要である。例えば、細菌やウイルスなどの感染微生物に反応するT細胞がprimingされるためには、TLR、NLR、RLR、CLRなどのパターン認識受容体 (PRRs)によって病原体関連分子パターン(PAMPs)が認識され、抗原を提示するDCが活性化することが必要である。
 職業現場で最も頻繁に発生する健康被害の一つであるアレルギー性接触皮膚炎(ACD)は、無機化合物(ニッケルなどの金属)や低分子有機化合物(= chemicalsensitizer:染料、香料成分 etc.)などの接触アレルゲンが皮膚に接触した際に生じる皮疹であり、アレルゲン特異的なT細胞によって媒介される遅延型過敏反応である。これまで2800個を超えるchemical sensitizerが報告されている。しかし、多彩な接触アレルゲンがどのようにして皮膚DCを活性化・成熟させてT細胞を感作するのか? その自然免疫活性化機構はよく判っていない。我々は最近、chemical sensitizerによる皮膚DCの活性化が、ITAM-Syk-CARD9/BCL10シグナル依存的に起こるインフラマゾーム活性化に依存することを見いだした。本セミナーでは、接触アレルゲンによるT細胞感作の機構など、ITAM-CARD9を介した自然免疫活性化経路によって制御される免疫応答について、最近の研究結果をもとに解説したいと思う。

興味のある方はご自由にご参加下さい。

[ご案内]
講演内容のご案内 (PDFファイル:145KB)
[連絡先]
病態モデル医学分野 北村浩(内線8320)
名古屋市立大学医学会後援
病態モデル医学セミナー

-亜鉛シグナル-
細胞と個体の運命を統御する新しい情報伝達システム
[講師]
深田俊幸 上級研究員(理化学研究所)
[日時]
2012年11月16日(金)午後5時~6時
[場所]
医学研究科・医学部 研究棟2階 会議室4
[要旨]
亜鉛は生命に必要な微量金属であり,その代謝異常は成長遅延や免疫不全などを呈する亜鉛欠乏症の原因となる。この疾患の発見が契機となって,細胞機能における亜鉛の様々な関与が見出されている。亜鉛イオンの恒常性は,亜鉛トランスポーターによって制御される。最近,これらの分子が制御する亜鉛イオンがシグナル因子:亜鉛シグナルとして機能すること,この亜鉛シグナルが細胞内の分子を統御して,細胞機能と病態形成に関わる様相が解明されつつある。
本セミナーでは,初めに細胞機能と病態形成に関わる新しい情報伝達システムである亜鉛シグナルについて概論する。そして,「亜鉛シグナルは選択的に標的分子を制御する」という概念:亜鉛シグナル機軸について,我々と他の研究グループの研究結果をもとに議論したい。
興味のある方はご自由にご参加下さい。
[ご案内]
講演内容のご案内 (PDFファイル:215KB)
[連絡先]
病態モデル医学分野 北村浩(内線8320)