中学生による職場体験学習


No.7 2016(平成28)年1月19日(火)、20日(水) 名古屋市立植田中学校

実施日時:
2016(平成28)年1月19日(火曜日)・20日(水曜日)
両日9時30分~15時00分 まで
校:
名古屋市立植田中学校 5名
研究室見学:
再生医学分野(澤本教授)

名古屋市立植田中学校の2年生5名が、職場体験のために名古屋市立大学大学院医学研究科共同研究教育センター(形態部門)に来ました。

まずは共同研究教育センターの概要を説明してから、実際に電子顕微鏡室に移動して装置を直に見ていただきました。
中学2年生ということもあり、今まで勉強したことを聞きながら、顕微鏡ってなんだろうと思い出してもらいながら、顕微鏡の種類などを勉強してもらいました。
その後、実際に装置が動作しているところを見学してもらうとともに、透過型電子顕微鏡で実際の試料の観察を体験してもらい、自分の気に入った場所をフィルムで撮影してもらいました。また、自分で撮影したフィルムを現像して像がでてくることを体験してもらいました。その後は、走査型電子顕微鏡で培養細胞の試料作製を体験してもらい、電子顕微鏡で観察してもらいました。また、時間の合間には、電子顕微鏡の中は真空になっているけど、なぜ水を直接入れることができないかを真空蒸着装置を用いて体験してもらいました。また、同時に液体窒素を真空中に入れるとどうなるかなど、普段の中学校で勉強しないようなことまで、習った知識をもとに問題を出しながら考えて実際に起こる現象を体験してもらいました。

2日目は、先日に撮影したフィルムを印画紙に焼き付ける作業を行ってもらい、ネガフィルムから写真ができることを体験してもらいました。その後、研究室見学に再生医学分野(澤本教授)の研究室に伺い、実際の研究現場を見学してもらいました。研究室見学では、今研究されている内容を金子先生に説明していただき、その後、金子先生・澤田先生指導のもと、マウスの脳から切片作製を行い、スライドに貼り付け封入作業を行いました。生徒一人一人が、作製したスライドガラスを蛍光顕微鏡で観察した上で共焦点レーザー顕微鏡を用いて詳細に観察することを体験させてもらいました。

体験が終了したら、電子顕微鏡室に戻り、調子の悪かった装置を実際にメンテナンスするところを手伝ってもらい、どのように機器が維持されているかを見学してもらいました。

最後に、自分で作製した蛍光発色する脳の試料を中学校にある顕微鏡で見るにはどうすればいいのかということで、すでに発表されている論文をみてみたりしました。
中学校での日常では体験できないことをこの2日間で体験してもらい研究最前線の現場を楽しんでもらえたと思います。

少しでも、科学に興味をもってもらい大学の研究や技術職員の仕事など職業選択の一つとして参考になれば幸いです。

透過型電子顕微鏡での観察

研究室訪問時の様子