名市大   医学部   カリキュラムの特色

医学部6年生のコメント

11年度 6年生インタビュー INDEX
宇佐美 琢也さん 「UNSW留学体験記」
三浦 智孝さん 「UNSW留学体験記」
宇佐 美琢也さん
質問 1.いつ頃から留学を考えていましたか?
回答


実習を行ったSt. George Hospital

大学のカリキュラムとしてオーストラリアで実習を行えることは入学時から知っていましたが、実際に意識し始めたのは大学3年生の頃でした。当時、講義や先輩の話を聞き、医療の世界には英語が不可欠であることを痛感しました。この頃から海外留学をしたいと憧れていたのを覚えています。
とは言え英語は苦手科目であったので、親近感を持つため機会をみつけて英語に触れ合うように努めました。

質問 2.実際に留学して、現地の医療、医学教育で印象に残った点は?
回答


医学部6年生。
みんなフレンドリーに接してくれました。

私は日本とオーストラリアの医療制度や緩和医療に興味があり、老年科での実習を志望しました。
オーストラリアでは公的医療保障制度が普及しているため国民は無償で医療を受けることが出来ますが、結果として公立病院の飽和を招いています。そのため富裕層は私的保険に加入し、私立病院で治療を受けることが一般的とされています。このように医療格差が認められ、社会に根づいていることに衝撃を受けました。
緩和医療の観点においては、患者の人間らしく生きる権利について考えさせられました。オーストラリアでは、患者の痛みを軽減させるために、日本では麻薬指定されている強力な鎮痛剤を早期から積極的に処方していました。また、患者と医療関係者の間では、延命処置をするか否かの話し合いが日常的になされていました。日本ではこのような風景を見る機会は多くなく、私も今後の診療において患者の尊厳を守る努力を忘れてはいけないと強く感じました。
医学教育においては、オーストラリアは非常に実践的な教育を行っています。大学1年次より病院で患者と向き合った実習を取り入れており、卒業時には一通りの手技・治療が行えることが求められます。これは日本のように座学により知識を深め、診断と治療法に力点を置く医学教育と対局に感じました。
オーストラリアという制度や文化の異なる地で学んだことで、広い視野が身につき、日本で得ることのできない刺激を受けることができました。

質問 3.今後の目標を教えてください。
回答


シドニーでは5月末から6月初頭まで
街中がライトアップがされます。

オーストラリアで実習を行い、現地の学生や医師は非常に前向きで、向上心に満ちていると感じました。私のように自国以外で実習を経験する学生は半数を超え、どの学生も将来の医師像をしっかりと描いていることに驚きました。
グローバルな医療の世界において、日本の医師として彼らと渡り合っていくためには、今以上に幅広い視野を持ち、努力を重ねる必要を感じました。
今後の目標は、将来の自分の専門領域で世界レベルの議論に追いつき参加することです。深く医学を学び、還元することで大学や社会に貢献したいと思います。

質問 4.これから留学を考える、後輩へのアドバイスをお願いします。
回答


4週間指導してくれた医師との写真。

留学をするというのは非常に勇気がいる決断だと思います。私も準備をする段階で、異国の地でやっていけるのか心配になる時期がありました。しかし、終わってみれば非常に充実した日々を過ごすことができ、次の目標を立てることもできたと満足しています。
留学を考える方にとって大切なのは、行きたいという気持ちを大切にすることと、目標実現の為に少しの努力をすることだと思います。少しでも興味のある方は、是非挑戦してみてください。微力ながらサポートをさせていただきます。

[掲載日:2015年3月16日]


三浦 智孝さん


感染症チームのメンバー

私は日本においてまだまだ一般的とはいえない感染症科と海外での医療・医学教育への興味からこの選択実習を志望し、UNSWの提携病院であるSt Vincent's HospitalのHIV Medicine/Infectious Diseasesにて実習する機会を頂けました。楽しいことばかりでなく、ストレスに悩んだこともありましたが、周りの方々の支えのもとで素晴らしい日々を送ることができ、4週間があっという間に過ぎ去りました。


お世話になったホストマザーと
一緒に行った宇佐美君

実習は回診やカンファランス、レクチャーがメインでした。日本での実習に慣れていた私にとって驚くことばかりでしたが、何よりもUNSWの学生のモチベーションの高さやフットワークの軽さに衝撃を受けました。自ら問診や身体診察をとったり、カルテを記載したりと、医療スタッフの一員として学生が働いているようでした。この私の驚きを同じチームの学生に伝えたところ、「だって患者さんから学ばなきゃ」と。"学生"という殻に閉じこもっていた私に新鮮な風が吹き込んできました。モチベーション高い周りの学生に感化され、私も患者さんの問診や所見をとり、発言する機会を何度も得ることができました。もちろん、知識や英語の面で恥ずかしい思いをしましたが、その分価値ある学びを数多く得られました。

たくさんの刺激を受け、たくさんの人々に出会い、幸せな経験を積むことができました。支援してくださった方々に感謝申し上げます。今回の体験を糧として将来につなげていきたいです。また、多くの学生が海外に出て、"求めよ、さらば与えられん"の環境で積極的に経験を積むことを期待しています。


実習後UNSWの学生とビリヤード

UNSWの学生と

[掲載日:2015年3月16日]