名市大   医学部   カリキュラムの特色

医学部3年生のコメント

m3上村義季さん

こんにちは。ここでは名古屋市立大学の医学部3年生がどんな勉強をするのかについてお話ししたいと思います。

2年生から続いてきた基礎医学の講義は、先人たちが培ってきた知識をひたすら聴き、(時に少し考え、)覚えるという、いわゆる「座学」の向き合いが強く、これは腰痛と睡魔、視力減退、腱鞘炎との闘いになります(しかし、知識の泉の水は確かに美味しいです)。この長い基礎医学は3年生の秋にひととおり終了し、4年生になるまでの半年間に「基礎自主研修」というものが行われます。基礎自主研修というのは、全ての学生が、自分たちの興味や関心に基づいて希望する基礎医学系の研究室に配属され、半年をかけて先生たちの指導を受けながらその教室の研究に携わったり、研究室によっては自分たちで全く新しい研究を行ったりするものです。解剖学や生化学、生理学など、基礎医学の授業で得た(?)知識を活かして最先端の研究に触れ、医学者に求められる「科学的な視点」を養うことができる良い機会です。

私は講義の中で予防医学に興味をもったので、公衆衛生学教室を希望しました。公衆衛生学教室では予防医学に関する研究テーマを考えるところから実際の調査結果の分析までを学生ひとりで行わなくてはなりません。しかし、指導教官は優しく、聡明なアドバイスをしてくれますし、何より座りっぱなし、聴きっぱなしではなく、自分で物事を考え、調べ、(時にイライラしつつも)行動し、発表するという「学び」の本分を実感することができる楽しい半年間です。ここで英気を養い、4年生から始まる臨床医学の「座学」へと旅立ちます。