名市大   医学部   カリキュラムの特色

医学部1年生のコメント

m1柴田広海さん

こんにちは、名古屋市立大学医学部1年の柴田広海と申します。1年生の授業カリキュラムについて、特徴をご紹介させていただきます。

M1授業の大半は山の畑キャンパスでの教養教育で占められ、医学部専門授業が本格的に始まるのは2年生以降となります。しかし、「早期体験学習」(薬学部や看護学部との合同授業もあります)と「Human Biology」というM1特有の授業が前期、後期ともに設定されており、入学早々から医療の世界に足を踏み入れることになります。

早期体験学習は多くの先生方によるオムニバス形式の授業です。その名の通り、「体験」を主軸にした様々な講義と実習(授業時間外に行われる場合もあります)から成っており、医療面接・看護体験実習・透析施設見学など、どれも「自分は医学部に来たのだ」と実感させられるものばかりです。学生といえども、白衣を着て実際の医療現場に立てば、患者さん側からすれば医療スタッフの一人にしか見えません。自分の将来の職場の空気に触れることで、厳しい入学試験が終わって少し弛みかけていた気持ちが一気に引き締められました。

Human Biologyは、同名の洋書テキストを用い医学に関連する初歩的な内容を扱う授業です。内容的には高等学校の生物で扱うことを一回りか二回り膨らませた程度ですが、(削除)毎回予習してプレゼンテーションする必要があるため、英語が苦手だと相当に苦労します。私自身は、もともと英語が好きであったことと、教養課程の授業とは別にクラス内の有志で医学英語の勉強会を続けていたこともあり、授業には楽しみながら参加することができました。しかし、「英語を学ぶ」のではなく「英語で書かれた医学内容を学ぶ」という初めての経験に、同級生の中からは時折悲鳴が聞こえてきました。

医学というと、ドイツ語のイメージがありますが、実際に必要なのは英語です。これは使えればよいというレベルではなく、使えないと後々非常に困ると思います。日進月歩である最新の医療についていくために、また自分の将来のキャリア、さらには日本語で十分にコミュニケーションがとれない患者さんの需要に応えるためにも、英語は一人前のドクターの必須スキルであると私は考えています。入学一年目からこうした授業が設定されていることはとても有意義なことだと思っています。

授業の大変さについてばかり触れましたが、先輩からの情報を生かし、クラスの仲間と協力すれば乗り切ることができるのでさほど大変なことではありません。それよりも、入学当初の初心を忘れず、同じ道を志す仲間と切磋琢磨しながら能動的に学んでいく姿勢を持てば、辛いこともひっくるめて、とても充実した学生生活を送れると思います。