大学院研究科   医学研究科博士課程概要

学生生活レポート

大学院博士課程の学生の方に、充実した学生生活をレポートいただきました。

博士博士学生レポート

私は医師となった当初、実際の治療の現場で仕事をしていきたいと考えていましたので自分にとって基礎研究は遠い存在でした。大学での初期研修の後、関連病院での研修を行い、6年間を整形外科医として臨床治療に携わってきました。しかし毎日の診療の中で骨粗鬆症が関連する骨折や、関節リウマチが原因になる合併症など、各々の病態が重要であり、それを解明することで根本的な新たな治療ができるのではないかという思いが生まれました。そのような探究心の中、博士課程への道を選択しました。私の研究は骨芽細胞を用いての基礎実験です。整形外科領域では使用しない薬が骨芽細胞においても何かしらの作用があるなど、臨床現場のみではわからなかったことをたくさん経験します。実際に骨に対する治療薬として使用できるまでには多くの段階が必要ですが、その根底には基礎医学があることがよくわかりました。実験を行い、結果を解釈し、論文を作成していく過程においては、物事を整理し論理的に処理する力が養われたと思います。また、作成した論文がIF(インパクトファクター)の高い雑誌へ掲載される場合は、早期課程終了という制度があります。私の論文もIFの高い雑誌にアクセプトとなり、早期終了の申請をしてがんばっています。博士課程での基礎研究を通して得られた知識、経験を生かして今後の医療に貢献していきたいと思います。