入局のご案内

外科医の醍醐味

 

 名古屋市立大学消化器外科学教室は、一般外科医師としての総合的な外科臨床研修と医学博士となるべく外科医のハイレベルな医学研究指導を徹底して行なっています。すべての入局希望者は平等であり、学外学内を問わず、男性女性を問わず、年齢を問わず、他科経験者でももちろん大歓迎、広く海外からも入局希望者を応募し ています。現在の日本では外科医が減少傾向にあります。 外科医は決してつらいだけの職業ではありません。  実にやりがいのある一生をささげるにはふさわしい職業です。

 医師を志し、和の精神を持ち、患者さんに優しく、目の前の患者さんを自らの手で治療したい、救いたいと考えているあなた、医師としてもっともやりがいのある治療学・外科医をぜひ希望しませんか?

外科医はいつも緊急で忙しいわけではありません。でもまさに今その場所に、「外科医がいなければ患者さんの命が消えてしまう」そんな場面に遭遇する機会がわれわれ外科医には時々あります。
外科医の醍醐味です。

 治療学を志す外科医がもっとも色めき立ち、社会のために、人のためにまさに手腕を発揮するときなのです。ある外科医が偶然緊急患者さんと遭遇し、外科医の必死な積極的治療により劇的に生命が生還する。 ある患者さんのこのような偶然の死からの生還は、ある意味で人類の歴史を変えている出来事なのです。医師の中で外科医はそれだけの大きなやりがいのある職業なのです。日本中に外科医を求めている患者さんが、たった今現在もたくさんいるのです。

外科医に向いてる人

 

外科医は決して体育会系のスポーツマンや手先が器用な人が向いているわけではありません。 手先が器用であればそれに越したことはありませんが、実際には普通に日常生活で箸を持ったり、裁縫の糸を結んだりする簡単な操作ができれば十分外科の仕事はできると思って下さい。
決して体力がいるわけでもありません。手術は特殊な手術以外は1〜3時間ほどの手術時間がほとんどです。集中力はいりますが、体育会系のスポーツ選手のような体力はまったく必要としません。今後の内視鏡外科の手術やロボット手術では座って手術することになると思われます。

要するに、女性でも男性でも心配することなく、男女差なくできる職業です。体を動かすことが好きな方、大歓迎です。どんな優秀な外科医でも最初から手術ができるわけではありません。すべての外科医は糸結びから始めて技術を少しずつ習得し、努力して勉強しながら成長していくのです。手術や医療には人の命がかかっています。

医師である以上、どこの科でも努力と勉強はつきものですね。外科手術の中には10時間もかかるような特殊な手術もありますが、それは外科医の中でも特別に熟練した選抜された人たちが行う手術です。あなたもそんな手術のスタッフに努力をすれば当然加わることができます。

手先が器用でなくても外科が好き、治療学が好き、患者さんが退院されるときの「ありがとう」の言葉が好き、医師として誇りを持ってどこでも外科医であると言いたい、そんな気持ち・やる気を持っている外科医希望者なら必ず努力で外科の技術は習得できます。臨床病態外科学教室では、研修医指導のエキスパートが熱心に優しく、ときに厳しく研修医の徹底した指導・教育をします。

まず、どこでもいつでもどんな状況でも救急救命蘇生そしてその場で治療が直ちに開始できる。そんな外科医になってみませんか?

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