研修医・指導医の声

救急科のスタッフが充実していることが
専門研修選択のポイントに

当院での初期研修を終え、引き続き救急科の専門研修を受けています。継続した一番の決め手は、慣れた環境で専攻医としてスムーズに働けることと、連続性のある研修を受けられることです。救急科がスタッフの充実化(2017年2月現在、常勤医6名)に取り組んでいることもポイントになりました。関わる症例が増えるだけでなく、多くの先生のアプローチを知ることは、視野を広げるために大いに役立っています。私は学生時代所属していた研究室(生化学)で学位を取るため、大学院にも通っています。専攻医としての仕事や学習と、大学院での研究を両立させるのは大変な面もありますが、自分が興味のあることなので充実した毎日を送れています。

知識や手技だけでなく、
救急で大切なマネジメント能力も研く

「質の高い研修を受けることができる」というのが、専門研修の率直な感想です。救急科はもちろんのこと、各診療科にも経験豊富な上級医の先生方がいらっしゃり、間近で治療を見たりアシストしたりできることは、大学病院である当院の特長といえます。指導医との距離も近く、質問したいことがあれば気兼ねなく訊けるのも嬉しいですね。 こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、現在の救急外来はスペースや動線の面において制約があるのですが(笑)、そのことが今ある状況でベストな診療を行うマネジメント能力を身につけるトレーニングとなっています。こうした力は当院のようなER型の救急外来はもちろん、災害現場などにおいても必要になってくることと考えています。 救急科の研修というとハードなイメージが強いですが、基本的には決められた時間に沿った勤務で、当直も交代制なので、無理のない研修期間を過ごせています。

研修医や医学生にとって有意義な指導を心がける

専攻医は研修医の指導やサポートをする役割も担っているので、効果的な指導ができるように努めています。年齢が近いので、一方的に教えるという関係ではなく、お互いに高め合う気持ちで関わりたいと思っています。今後の目標は自身のレベルアップを図ると共に、選択実習で来てくれる医学生の指導に携わることです。

自分に合った研修先を見つけるために

市中病院、大学病院にはそれぞれの良さがあります。例えば、市中病院は症例の数が多く、実践的なスキルを研けること、大学病院は幅広い診療科があり、上級医から直接指導を受ける機会が多いことが挙げられます。どちらが合っているかは人それぞれですが、逆に(特定の診療科が存在しないケースはありますが)研修医にとっては「どちらかでなければできないこと」もそれほどないと考えています。 研修先を決める際は興味のある病院の見学や実習に参加し、そこにいる先生方や先輩、患者さんの様子、また雰囲気を見てみてください。(専攻医は異なりますが)初期研修は様々な科をローテートすることが一般的ですので、専門科の診療実績や症例・指導医の数以上に各現場の方々の様子を見せていただくことが大切と思っています。自分がその病院で働いている姿を想像しながら、ぜひ自分に合った、2年間努力できる研修先を探してみてください。