名古屋市立大学大学院 医学研究科 心臓・腎高血圧内科学   市民公開講座
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教授からの最新のメッセージ

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  • 2014年4月1日 教授就任1年半が経ちました。
  • 2013年11月1日付けで心臓・腎高血圧内科学分野3代目の教授に就任いたしました。

  •  平成28年度がスタートいたしました。ここで一度2年5ヶ月に渡る教室運営を診療、教育、研究の順に振り返りたいと思います。まず診療に関してです。冠動脈疾患については、東海地区トップクラスのinterventionists 3名を要し、誰が見てもトップレベルの冠動脈治療を24時間こなせるようになりました。当院の救命救急センターの再活性化が軌道にのっておりますので、それと相まって以前にもまして急性心筋梗塞の患者さんが増えました。次に心不全診療についてです。心不全診療班が新たに構成され、左室駆出率が低下した重症心不全(HFrEF)に対する粘り強い治療と、左室駆出率が維持された高齢者心不全(HFpEF)に対するQOL維持・早期社会復帰のための治療が確立して来ました。われわれの教室にはHFpEFの日本における中心的な研究機関に成り得るベースがあると思います。皆で力を合わせていきましょう。最後に、不整脈治療についてです。チーフ医師の懸命の努力もあって、アブレーションの症例数が増えてきました。最近では、一日2例の施行や重症不整脈症例に対しての緊急アブレーションも施行されています。これ以上の症例を治療するためにはカテ室の増設が必要です。病院管理部に繰り返し要望していきたいと思います。さて、昨年8月より当院心臓血管外科に成人の心臓外科医が准教授として着任されました。当院の心外は従来小児が専門でしたが、それ以後成人と小児の非常にバランスの取れた理想的な状況となっております。また、これによって循環器内科と心臓血管外科が、あたかも車の両輪のごとくスムースに協力できるようになりました。今にも増して地域の皆様のお役に立てるものと信じております。
     さて、診療以外の教育・研究についてもふれたいと思います。当科は学生教育において、教員ばかりでなく、臨床研究医、大学院生、後期研修医のすべての人的資源を動員して、笑顔で接する親身な教育、顔を覚えてもらえる教育を実践しています。初期研究医にたいしては、お客さん扱いしない実地教育を行っています。終業後は場所を変えたより実践的な教育(飲み会とも言う)がしばしば行われます。当科の研究については、臨床研究に特化したものとなっていますが、PubMedでご確認いただいても、それなりの業績があがっていると思います。ただ教室員全員から業績が出ているわけではありません。論文業績が十分でない人にはいっそうの頑張りを期待します。4月1日付けで新たに4名の院生が誕生します。在籍中の3名とあわせ計7名で研究を一気に活性化させたいと考えています。
     新たな一年、皆様のさらなる御指導・御鞭撻を何卒宜しくお願い申し上げます。

    名古屋市立大学大学院 医学研究科 心臓・腎高血圧内科学 教授 大手信之

    略歴

    • 昭和56年3月 名古屋市立大学医学部卒業、名古屋市立大学医学部第三内科入局
    • 昭和57年4月 名古屋市立大学大学院医学研究科入学
    • 昭和61年3月 同修了 (医学博士)
    • 昭和61年7月 名古屋市立大学医学部第三内科助手
    • 平成6年11月 Cardiology Section, Wake Forest University, Winston-Salem, NCへ留学
    • 平成9年4月 名古屋市立大学医学部第三内科講師
    • 平成16年4月 名古屋市立大学病院急性心臓疾患治療部助教授
    • 平成18年9月 名古屋市立大学病院循環器内科部長兼任
    • 平成19年4月1日 名古屋市立大学大学院医学研究科心臓・腎高血圧内科学准教授
    • 名古屋市立大学病院循環器内科部長、急性心臓疾患治療部部長兼任
    • 平成25年11月1日より名古屋市立大学大学院医学研究科心臓・腎高血圧内科学教授
    • 平成28年4月1日より名古屋市立大学病院 副病院長

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