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愛知ユニットセンター長あいさつ

これからママになる方へ、そして、社会の皆様へ

子どもたちの未来のために
今の私たちにできることを一緒にしませんか

近年、子どもたちの間にぜん息や肥満などの不健康な状態が増えているという統計があり、胎児期から小児期にかけての環境が不健康状態の原因のひとつではないか、という指摘が世界各国でなされています。しかし、公害対策・環境保全が進んでいる現代の日本では、1960年代の公害病のように「環境汚染物質(化学物質)」と「病気」との関係が見えにくいのが現状です。したがって、子どもたちの不健康状態の環境面での原因を正確に明らかにするには、できるだけ多数のお子さんを対象に、化学物質や生活習慣など健康に影響を与えうる要因と実際の健康状態との関係を調べてみる必要があります。

そのために、国の事業として「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」が始まりました。これは、赤ちゃんがまだお母さんのおなかの中にいる時から生まれて成長する過程の環境と、胎児期も含めお子さんの成長過程における健康状態を調査する事業です。数年で明らかになる結果もありますが、全ての調査結果がそろうには20年もの歳月がかかります。でも、この「エコチル調査」が成功すれば、多くの病気や不健康状態の原因が、身のまわりの化学物質の影響を含めて解明され、社会として取り組むべき対策や個人レベルで何に気をつけたらよいかが、明らかになるでしょう。

つまり、「エコチル調査」は、これから生まれてくる子どもたちの世代に安全・安心な環境をプレゼントするための調査です。多額の税金を投入して行うこの事業は、単に実施するだけでなく医学的に質の高い成果が数多く得られて初めて成功したといえます。調査を運営する私たちが努力することはもちろんですが、この調査の成功は、対象地域に住む妊娠された方がどれだけ多く参加してくださるかにかかっています。

これからママになる方は、子どもたちの未来のために、ぜひ、力をお貸し下さい。また、調査対象者にならない方も含め、社会の皆様にはぜひ、この調査に関心をもっていただき、調査の行方を暖かくお見守り下さいますよう、お願いいたします。

上島 通浩