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No.035 <瑞友会賞 臨床部門賞>
              「受賞課題:産婦人科領域での内視鏡下手術」

[掲載日:2015年8月10日]

村上 勇(むらかみ いさむ)氏

産婦人科領域での内視鏡下手術として腹腔鏡、子宮鏡が挙げられる。腹腔鏡は腹部に5mmから1mm程度の穴を数カ所開けて、その穴から内視鏡(スコープ)や手術器具(鉗子等)を挿入し、モニターを観ながら手術を行う。子宮鏡は子宮腔内に内視鏡を挿入し病変を切除する。女性にとって開腹術よりも創が小さい腹腔鏡下手術は、その整容性の面からも需要が高まっているが、難易度は高い。実際には卵巣嚢腫、子宮筋腫、子宮内膜症等の多くの良性疾患がその適応となる。特に不妊症例では骨盤内を観察し情報を得ることや、手術により骨盤内環境を改善することは、その後の妊娠予後に深く関わるため、内視鏡下手術は重要な手段とされている。受賞者は内視鏡による手術に熟練し、東部医療センターにおいて、近隣の医療施設に先駆けて本手技による手術を実施し、多くの症例を蓄積して来た。


略歴

昭和58年
名古屋市立大学医学部卒業
昭和62年
名古屋市立大学病院 臨床研修医
平成10年
同分娩部 副部長
平成13年
名古屋市立東市民病院産婦人科 部長
平成24年
名古屋市立東部医療センター 副院長