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No.033 <瑞友会賞 臨床部門賞>
              「受賞課題:人工膝関節置換術において正座膝を可能にする新しい手術手技の開発」

[掲載日:2015年8月10日]

中根邦雄(なかね くにお)氏(昭和42年卒)

人工膝関節置換後では、膝の屈曲が制限されQOLは低下する。受賞者は、後十字靭帯を温存する人工膝関節置換術において、痛みをとるだけではなく、生活様式に適した「良く曲がる膝、正座膝」にこだわり、日本人のため手術法(表面置換術)を独自に考案した。術式は、日本人の大腿骨生理的前湾を考慮し、その人の持つ固有のJoint Lineに、Just Sizeのインプラントを設置することにより、術後の正座膝が4機種に可能となった。術後は、さらに特許取得の下肢改善器具(NG-ROMマシーン)を使用したリハビリテーションによって、術後20%の可動域が改善することに成功している。最近の239例において、術後の平均屈曲角は、胡坐、自転車が乗れる130度で、正座膝は9%であった。この術後正座膝は全国で最も多く、その術法、リハビリテーション法は高く評価されている。


略歴

昭和42年
名古屋市立大学医学部卒業
昭和50年
愛知県厚生連合会足助病院整形外科 医長
平成 6年
同部長・副院長
平成20年
総合大雄会病院人工関節センター長・整形外科統括部長