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No.015「瑞友会賞(学術部門)を受賞して」

[会報113号(2011年9月30日発行)より]

名古屋あけぼの学園 主幹 宮地泰士(H7年卒)

今回、このような名誉ある賞を拝受することとなり、これまでご指導ご支援くださった多くの先生方に改めて感謝申し上げます。

私は平成12年度から発達障害臨床を専門とするようになり、これまで診療のかたわら様々な臨床研究を手がけ、それらの知見を基に毎年20件程度、各方面での講演や勉強会の講師を務めさせていただきながら今日に至っております。

私が臨床研究に力を注ぐようになったきかっけには、ある御高名な先生の言葉があります。その先生は若手の医師達に対して、時代を切り開く最先端の研究をどのように実践していくかについて次のように言われました。

「今、自分の目の前で起きていることに向き合い、疑問を持ち、対処の道を模索すること。それが最先端の研究をするということです。」

つまり、臨床現場で対応の仕方が分からず困る時、あるいは「おや?」と疑問を抱く時、まさにそれこそ、まだ具体的な方法が十分に確立されていない課題や、新たな知見を得るきっかけだと言われるのです。私はその話から、日々の臨床経験
で感じたことを掘り下げ探究していくことこそが最先端研究だと教えられ
ました。

今回私がこのような賞をいただけたことは、その教えが正しかったのだと思いますし、私はこれからも臨床経験を大切にする姿勢を忘れず、また、私の経験がさらに多くの方々にとっても有益になるように努力してまいりたいと思います。

この度は、本当にありがとうございました。

略歴

平成7年3月
名古屋市立大学医学部卒業
平成7年4月
名古屋市立大学病院小児科入局
平成8年4月
名古屋市立大学大学院医学研究科入学
平成15年4月
名古屋市児童福祉センター 医務係長
平成18年7月
浜松医科大学子どものこころの発達研究センター 助教
平成22年4月
名古屋市あけぼの学園 主幹