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No.014「瑞友会賞(学術部門)を受賞して」

[会報113号(2011年9月30日発行)より]

名古屋市立大学  腎・泌尿器科学分野 岡田淳志(H10年卒)

この度は、第五回瑞友会賞(学術部門)という、非常に栄誉な賞を頂き、誠にありがとうございました。奥村会長はじめ瑞友会の諸先生方、選考委員の先生方、またこれまでご指導賜りました学内外、国内外の先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

受賞の対象となりました研究は、「尿路結石消失現象の発見と結石溶解療法への応用に向けた基礎的研究」です。私たちの教室では、郡健二郎教授の指導の下に、尿路結石の形成機序を遺伝学的な見地から研究しております。私は約10年前にマウスでの尿路結石形成を研究する機会を頂き、その過程で偶然にも腎結石が自然消失するというまったく新しい現象を捉えることが出来ました。

その後、諸先生方のご配慮や家族の支えで研究を続けさせて頂くことが出来、現在までにマクロファージが結石の消失に関わっていることを確認し、ヒトにおいても同様な現象が生じている可能性を確認しつつあります。

これまでの概念では、尿路結石はいったんできてしまうと、その後は大きくなるしかないと考えられていました。私たちは、「本研究の成果を応用することができれば、結石溶解療法という夢の治療につながるかもしれない」という期待で現在も研究を続けております。今後、この受賞を糧にさらに精進し、医学の発展に貢献できる様な成果につなげたいと考えます。

改めまして、若輩の私にこのような過分な賞を与えて頂きましたこと、心より感謝申し上げます。

略歴

平成10年4月1日
名古屋市立大学病院 臨床研修医
平成11年7月1日
名古屋市立東市民病院 泌尿器科
平成17年1月1日
愛知厚生連海南病院 泌尿器科
平成19年4月1日
名古屋市立大学大学院医学研究科
腎・泌尿器科学 臨床研究医
平成21年7月1日
同    助教
平成22年10月1日
同    病院講師