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No.011「受賞の御礼とご挨拶」

[会報110号(2010年10月30日発行)より]

名古屋市立大学  腎・泌尿器科学分野 小島 祥敬 (H7年卒)

私事、この度、第4回瑞友会賞(学術部門)いただくことができました。大変栄誉ある賞をいただき身に余る光栄に存じます。ご選考いただきました諸先生、会員の皆様に心から御礼申し上げます。

受賞の対象となりました研究テーマは、"ゲノム薬理学に基づく前立腺肥大症薬物治療におけるオーダーメード医療 ─高齢者の生活の質の向上に向けた新しい治療アルゴリズムの開発─"です。

前立腺肥大症は、50歳以上の多くの中高年男性に発症する排尿障害を主訴とする疾患で、QOLを著しく損なうため、超高齢社会の到来とともに重要な疾患として位置づけられています。一方近年、患者の個々の遺伝的特徴に合わせて最も効率的な薬物投与を行うという、ゲノム薬理学とオーダーメード医療の概念が支持されています。一般的に、様々な疾患に対して薬物治療を行う上で、ひとつの薬剤が同じ疾患をもつ患者さんすべてに効果的であるというわけではありません。私達は、前立腺肥大症に対する薬剤効果は、個々の患者さんが有する遺伝的背景により規定されることを証明しました。現在、遺伝的特徴をもとにした新たな前立腺肥大症薬物治療アルゴリズムの構築を目指し、将来の臨床応用への実現化を考えています。

この度、このように評価していただけたことは、浅学非才の私にとりましては、今後の研究の励みになり、将来患者さんに研究成果が還元できるように、今後も精進していきたいと思います。今後とも変わらぬご支援とご指導ご鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが、本研究の御指導をいただきました、郡教授をはじめ教室員の方々に紙面をお借りして御礼申し上げます。