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No.007「瑞友会賞受賞(社会部門)を受賞して」

[掲載日:2010年3月19日]
名古屋市立大学 名誉教授
名古屋ボストン美術館 館長  馬場 駿吉(S32年卒)

このたびは瑞友会賞(社会部門)受章の栄に浴し、まことにありがとうございました。

ご推薦ならびに選考に当たられました諸先生ならびに会員の皆様に心から熱くお礼申し上げます。

平成10年3月、医学部教授(耳鼻咽喉科学)を定年退任しましてから早や11年余を過ぎました。 平成3年4月〜7年3月まで付属病院長を兼務しました折、策定しました病院改築プランも基本的には構想通り完工され、 また同窓会員の活躍も一層盛んとなりました昨今を拝見し、大変嬉しく思っております。

大学を離れましてからも数年間は他の医療機関でライフワークにしておりました耳介形成術にたずさわることをありましたが、 近年では医療現場から距離を置き、日本耳鼻咽喉科学会とその関連学会の運営に理事、監事、評議員、顧問、相談役などとしてかかわらせていただき、 とりわけ関係の深かった日本耳鼻咽喉科学会、日本鼻科学会、日本感染症学会、日本化学療法学会には名誉会員の名に連ねることができました。 これからも日進月歩の新知識に取り残されることのないよう出来る限り専門領域の学会、研究会には参加してリフレッシュを心がけたいと念じております。

一方、若い頃から医学のかたわら続けておりました俳句と芸術評論のお蔭で、 大学定年後、名古屋市美術館参与、名古屋市文化振興事業団副理事長、 愛知県芸術文化選奨選考委員長、豊田市美術館運営協議会会長などを歴任させていただき、 3年ほど前から名古屋ボストン美術館長に就任し現在に至っております。この3年間様々な改革にとり組み、 米国側との信頼関係も高まり、極めて順調な運営状況となりました。 今春の創立10周年記念の「ゴーギャン展」にはゴーギャンの遺言とも言える大作 ≪我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか≫を貸し出すという異例の配慮が示され、 15万人を越える人々に鑑賞の機会を作ることが出来ました。こうした芸術文化方面の仕事をお認めいただき、 平成18年に名古屋市芸術賞特賞、平成19年に愛知県知事表彰、平成20年には文部科学大臣表彰をいただきました。 今回の瑞友会賞もこのような社会一般の活動も含めてご評価いただいたものと存じ、 これからも一層の社会貢献に努めたいと念願しております。

今回は同門の妹尾淑郎愛知県医師会長ともども授賞にあずかりましたことはことに喜ばしく、深く感謝申し上げます。